Horizen(旧zencash)が保管できるウォレットは数種類ありますが、その中でもよく使われているのは次の三つです。
Swing Wallet(スウィング・ウォレット)
フルノードウォレット(ブロックチェーン全体をPCに保存する)
https://github.com/ZencashOfficial/zencash-swing-wallet-ui/releases
特徴:いいところ
- Horizenのオフィシャルウォレット(多くの人が使っているので安心)
- Z Transactionを生成・受信することができる(完全に匿名な取引を生成し、受けることもできる)
- zenchat機能を使って完全に匿名なメッセージを送ることができる
- 複数アドレスを管理できる
特徴:よくないところ
- インターフェースがとっつきにくい(少し使いづらい)
- ブロックチェーン全体をPCに保存するのに時間がかかる
まとめ
とっつきにくいインターフェースなどの課題はありますが、現時点でメッセージが送れて、Z TransactionができるのはSwing Walletだけなのでダウンロード・インストールしておいて損はありません。
どのノードのノードプランでも使用できます。
Arizen(アライゼン・ウォレット)
ライトウォレット(ブロックチェーン全体を保存しないタイプのウォレット)
https://github.com/ZencashOfficial/arizen/releases
特徴:いいところ
- Horizenのオフィシャルウォレット(多くの人が使っているので安心)
- シンプルなインターフェースで使いやすい
- Batch Withdraw(バッチ出金)などの機能があり、ノード運用をするには非常に使いやすい
- ライトウォレットなのでレスポンスは速い
特徴:よくないところ
- Z Transactionやzenchatなどの匿名機能が使えない(ただし、ノードと接続することでZ Transactionは可能になる)
まとめ
ノード運用をする場合は現時点で最適のウォレットと言えます。
どのノードのノードプランとの相性も問題なしです。
ノード運用をしない場合でもzencashを保有するのであればオススメできるウォレットです。
Arizen ユーザーマニュアル
アライゼンの使い方を細かく解説したマニュアルを作成しました。
coinnomi(コイノミ)
スマートフォンウォレット
特徴:いいところ
- スマートフォンで気軽にzencashを管理できる
- 操作は簡単
特徴:よくないところ
- Z Transactionやzenchatなどの匿名機能が使えない
- 一つのアドレスしか生成できないため、一つのノードしか運用できない
まとめ
Horizenを持ち歩くには便利なウォレットと言えます。
ノードを一個しか運用しない場合はcoinomiウォレットでいいかもしれません。
もちろん、どのノードのノードプランでも使用できます。
その他のウォレット
Horizenは上記以外にもLedgerなどのハードウェア・ウォレットで管理することができます。
ノード運用をLedgerで行うのは不可能ではありません。
しかし、管理するノード数が増えるにつれてウォレット残高のメンテナンスが必要になります。
Horizenの保管だけを考えるとLedgerは非常に安全な方法になりますが、ノード運用を行う場合は少し管理が煩雑になる可能性があります。